先ごろNikon Zfのファームウェアがヴァージョンアップして、静止画撮影メニューと動画撮影メニューに「フィルムグレイン設定」が追加された。
このフィルムグレインというのは、ひとことで言うと、フィルムで撮影したような粒状感を付加した画像を撮影できる設定だ。
画像に粒粒子状の効果が付けられ、強度は1~6(動画撮影時は1~3)段階で調整でき、数値が大きいほど、粒子状の効果が強くなる。
さらに、粒子のサイズを[L(大)]、[M(中)]、[S(小)]の3段階(動画撮影時は[小]相当サイズに固定)から選べる。
ところで、フィルムグレイン設定画面ではこのサイズの表記はアルファベットなのに、サイズ設定画面まで進むと、大・中・小と日本語表記になるのは何故だろう? 何か理由があるのかな…。
サイズについては、大きいサイズにすると粒状感が強調され、小さいサイズにするときめ細かい仕上がりになる。
このフィルムグレインのような機能は富士フィルムやオリンパスのカメラにも搭載されているみたいだけど、愛用しているZfに搭載されたのはちょっと嬉しい。
早速撮影してみると、なかなかいい感じ。不思議と懐かしさを感じる、エモーショナルな写真が撮れる。
フィルム時代からずっとNikonを使ってきたけど、やるねNikon!
ということで下記はフィルムグレインで撮った写真です。




















camera&lens:nikon Zf. NIKKOR26/2.8