万年筆生活

限りなく透明に近いブルーインク「ペリカン エーデルシュタイン トパーズ」

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万年筆沼の次はインク沼

万年筆を使い始めると、多くの人が

「次はあの万年筆を買おう」
「やっぱり万年筆といえばあれだな」

と、いつしか気がつけば数本の万年筆を所有しているものだ。私の身近な人も、まさにそう。

それまで万年筆に興味がなかったのに誕生日に一本プレゼントしたところ、わずか1〜2ヶ月の間に3本も自ら購入し、今では4本も所有している。
万年筆歴20年の私でさえ5本しか所有していないのに…。完全に「万年筆沼」に足を踏み入れたようだ。

そして、万年筆の次に待っているのが、無限に広がるインク沼である。
「万年筆のインクといえばブルーブラックだ」
「いや、ブラックがいい」
「紫がかったブラックもいいな」
「やっぱりオレンジが好き」など、

こだわり始めると本当にきりがない。
私もお気に入りのブルーブラックを探しているうちに、気がつけばこんなにたくさんのインクが集まっていた。

気がつけば5色になっていたブルーブラックインク
セーラー万年筆『青墨』。シンプルなボトルでかっこいい
セーラー万年筆『ブルーブラック』
ウォーターマン『ミステリアスブルー』。ネーミングが最高!
ペリカンエーデルシュタイン『タンザナイト』。ブルーブラックというよりブラック系かも
ペリカンエーデルシュタイン『トパーズ』。最高!

しかし、まだ理想のブルーブラックは見つかっていないのに、それよりもお気に入りの色に出会ってしまった。

それが、ペリカン エーデルシュタインの「トパーズ」である。
「限りなく透明に近いブルーインク」と言えるインクで、その美しさは筆舌に尽くしがたい。

百聞は一見にしかず、私が所有するブルーブラックインクととともに、トパーズの色を見てほしい。

手持ちのブルーブラックインクとトパーズの色比較

この世にはかなりの数のブルーブラック系インクがあるからあまり参考にはならないかもしれないけれど、この中にあなたの気になっているインクがあったとしたら、参考になるかも。色見本としてお役に立てれば幸いです。

ひとくちにブルーブラックといってもメーカーによりさまざま
この写真の方が色の違いがわかるかも

上から、
セーラー万年筆 ブルーブラック(水性インク)
セーラー万年筆 青墨(顔料インク)
ウォーターマン ミステリアスブルー(水性インク)
ペリカン エーデルシュタイン タンザナイト(水性インク)

そして、
ペリカン エーデルシュタイン トパーズ(水性インク)
である。

こうして見ると、セーラー万年筆の「青墨」もとてもいい色で、所有するブルーブラック系のインクの中では今の所一番気に入っている。

さて、話を戻すけど、どうですか? 
ペリカン エーデルシュタインの「トパーズ」のブルーは。

ブルーブラックインクとは比較できないけれど、見事な美しさではないですか。
もう、ブルーブラックはいらないかもしれないとさえ思えてくる。

いや、公的文書に使用する際はブラックの顔料インクをセーラー万年筆のプロギアに入れて使っているから、ブルーブラックインクは本当にいらないかもしれないな…。

デルタの万年筆「DV」と「トパーズ」は相性抜群!

私はこのブルーインクを、お気に入りのイタリア製万年筆、デルタのDVに入れて使っている。ブラッドオレンジを少し明るくしたような妖艶なオレンジボディに、アドリア海を思わせる美しいブルーインクが絶妙にマッチしている。

嗚呼、いつかイタリアに行って、アドリア海を眺めながらこの万年筆で手紙を書きたい(笑)

ちなみに、エーデルシュタインとはドイツ語で「宝石」を意味し、その名の通り、高級感のある美しい瓶も魅力的だ。

スタンダードカラーは、トパーズをはじめ、サファイア、タンザナイト、ガーネット、アベンチュリン、オニキスと6色あり、どれも宝石のように透明感があり美しいインクである。毎年、販売されているその年限定のYear inkも魅力的。

万年筆とインクの組み合わせの注意点

ところで、万年筆好きの方はご存知だと思うので、これから万年筆を使おうとしている方に、万年筆とインクの組み合わせについて少し注意点を。
インクと万年筆は同一メーカーのものを使用するのが推奨されていて、異なるメーカーのインクを使うと、万年筆が故障した際に補償の対象外になったり、修理を受け付けてもらえない場合があったりするようなのでご注意ください。

私は、デルタのインクが国内にあまり流通していないことと、エーデルシュタインのトパーズが美しすぎるので、自己責任で使用している。
もし、このインクが気になった方がいらっしゃったら、自己責任で使用するか、ペリカンの万年筆と一緒に試してみてください。

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