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久々にリーバイスのジーンズを買いました。Levi’s® Vintage Clothing 503B

青春時代の思い出は、リーバイスのジーンズとともに。

はじめてジーンズを買ったのは中学生の頃。当時は今のように「デニムパンツ」とか「ジーンズ」という呼び方は(たぶん)なく、「ジーパン」でした。

 

その時買ったのは、リーバイス 510か511だったと思います。ジッパーフライの細身のストレートでした。

確か501も試着した覚えはありますが、当時のレディース501は今でいうマムジーンズみたいな雰囲気で、あまり似合わず。結局買わなかったのか、買ったけどあまり穿かなかったのか……。よく覚えていませんが、綿100%の細身のリーバイスを頑張って(笑)穿いていたのは覚えています。

 

501に対して見方が変わったのは、高校生の頃。

その当時(90年代)はアメカジ全盛期。私の通っていた高校は私服通学で、リーバイスやラングラー、リーのジーパンにTシャツやチェックのネルシャツ、エルエルビーンのバックパックにニューバランスのスニーカー、といった格好が人気でした。

クラスの男子おしゃれ番長はライダースジャケットやエンジニアブーツで登校したり、生徒会長は南米の民族衣装を着てきたりと、自由で個性的な学校でした。

 

ある時、同級生の男子から、古着の501を買ったのだけどサイズ感がイマイチなのだと話しかけられました。ジーパン好きそうだし、サイズが合えばよかったらあげる、と。

後日渡された501は、腰回りに少しゆとりがあり丈はジャスト。メンズ501のかっこよさを知るところとなり、喜んで譲り受けました。

その501はもらった時点でだいぶ色落ちしていましたが、気に入って何年もヘビロテしたので、最後は薄い水色になりました。

生地はすっかりくたくたで柔らかく穿き心地は最高でしたが、次第にボタンフライがゆるゆるになり、股部分が破け、ひざが裂け。思い入れはありましたが感謝してさよならしました。

今になれば、取っておけば良かったかも……と思わなくもないですが、ジーパンはあくまで消耗品と思っていたので、補修して穿くという考えはありませんでした。

 

またその頃、いとこのお下がりでやはりリーバイスのジーパンを2本もらったのですが、それは70年代のトレンドだったベルボトム(当時風にいうラッパズボン)。

このままはとても穿けない、でもせっかくだから穿きたい、そう思って1本はひざの位置でカットしてバミューダに。もう1本はショートパンツにしました。

何日もかけて横糸を抜き、フリンジをつけたのはいい思い出です。暇ですね(笑)。

どちらももう手元には残っていないので、お見せできないのが残念です……。

 

その後はストレッチ入りのジーンズばかり。あれこれ穿きました。

学生時代、レーヨンジーンズというのが売り出されました。ジーンズだけど柔らかくて穿き

やすい、というような謳い文句で。

私も一本買いましたが、確かに柔らかくてストンと落ち感があって楽チンでした。

それが綿以外の異素材ジーンズの走りだったように思います。

 

社会人になってからは、A.P.C.やヒステリックグラマーを好んで穿いていました。

細身のジーンズが流行り始め、ヒスのジーンズはストレッチなしだったのでこれも頑張って穿いたのを覚えています。

それからストレッチパンツの時代が来て、シマロンやセブンフォーオールマンカインドなど海外ブランドのものを買っていました。

その後はユニクロや無印なども穿きつつ、ここ数年は日本ブランドのブラックバイマウジーやレッドカードのジーンズに落ち着いていました。

こうしてジーンズだけ見ても、人に歴史あり、という感じがします。

 

Levi’s® Vintage Clothing の503Bは501のボーイズサイズ。久々の綿100%ジーンズは、やっぱりかっこいい!

そんなこんなで綿100%のジーンズは久しく穿いていなかったのですが、なんだか最近ノンダメージ、ノンストレッチのジーンズが穿きたい気分になって。

そこで選んだジーンズが、リーバイスの503B(Levi’s® Vintage Clothing 503B)です。

 

リーバイスといえば、何年か前にレディースの701がLevi’s® Vintage Clothingから復刻され人気を呼びました。

この503BもLVCからの復刻。1960年代前半の503B XXジーンズを再現しているそうです。

503Bは、501のボーイズサイズ。女性初のジーンズ701が誕生する以前、女性たちは501や503Bを穿いていたそうです。

買ったのはNEW RINCEという色。シルエットはストレート。

 


前開きは501と同じくボタンフライ。

 


赤耳です。

 


ヘビーウェイトのシュリンク・トゥ・フィットデニムを使用しています。

しっかりした生地感で、まさに「ジーパン」! これから穿き込んでいくのが楽しみです。

 

久しぶりにリーバイスを穿いて思うのは、やっぱりかっこいい。

最初はどこか他人行儀だけど、それを穿き込んで自分だけのものにする。それができるのは、やはり綿のジーンズだからこそではないかと思うのです。

ストレッチジーンズは穿いた瞬間から楽だけれど、長く穿くほどエイジングというよりは劣化してしまっている気がして……。

そんなこともあり、久しぶりに綿100%のリーバイスジーンズを手にしたのでした。

 

こちらのジーンズ、買ってからすでに1ヶ月ほど経ちますが、穿き心地は上々。ストレッチジーンズを穿き慣れた身体にも違和感なく馴染みます。股上が深くなく、かといって浅すぎないのも好み。昔穿いていた501を思い出します。

 

これからたくさん穿いて、自分色に染めていきたいと思います。

かっこよく色落ちしてきたら、またご紹介するかもしれません。乞うご期待!
(fujicco)

 

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