大人になって知った、生八ッ橋の上品なおいしさ。
先日、仕事で京都へ行ってきました。
非常にタイトなスケジュールで、お土産も選ぶほどの時間がなく、目についた抹茶わらび餅を購入!
さぁ、新幹線に乗り込もうとしたのですが、ふと
「わらび餅もいいけれど、京都の定番土産といえば、やっぱり生八ッ橋ではないか!?」
と、我に返り、お土産店を覗くとそこにしっかり生八ッ橋があるではないですか!
しかも名店中の名店である、聖護院の生八ッ橋です。
聖護院の「聖・抹茶詰合(10個入り)」
これは買うしかないと、速攻で購入しました!
生八ッ橋は上品な銘菓です!
生八ッ橋はその名の通り「生」のため賞味期限が12日間ほどと短いので、翌日さっそくいただきました。
生八ッ橋といえば、いまでも覚えていますが、子供の頃に誰かから頂いて食べた時、ニッキの香りや味わいがとっても苦手で、ひとくち食べてそれきりでした。
しかし、大人になると味覚や好みが変わるのでしょうか、久しぶりに食べたつぶあん入りのニッキの生八ッ橋は、ニッキが爽やかに感じられ、とてもお上品な銘菓という感じでした。
「あら、これは大変おいしゅうございます。」
何故か言葉も不思議と上品になって参ります。
生八ッ橋は味のわかる大人の銘菓だったのですね。子供の頃に食べられなかったのも道理です。
一緒に食べていた中学生の子供は、抹茶の生八ッ橋はよいとしてもニッキはきっと食べられないだろうと思ってちらりと見ると、くんくんと匂いを嗅いだかと思うとぺろりと食べていました。
「………。」
しかし、それ以降は手を出さず、一緒に入っていた抹茶の生八ッ橋を食べていたので、やはりニッキは大人の味わいなのでしょう。
ほんのりと下甘さが上品な生八ッ橋
そんなニッキの生八ツ橋は、緩やかな風に風鈴が揺れる昼下がり、冷たい緑茶とニッキの生八ッ橋を畳の上で食べる、そんなシーンが良く似合と思います。
そういえば、先日は「長野・雷鳥の里」をご紹介しましたが、全国の定番土産って、以前よりおいしく感じられます。
これを機に、全国の定番土産をシリーズにして、ゆるりと紹介していこうかなと思います。
どうぞよろしくお願いします。
(yocchan)