毎日の暮らし 食べ物

妙高のいわな釣り。

2022年5月5日

帰省した時に家族で遊びに行くときの定番スポットのひとつが、妙高にあるいわなの釣り堀です。

初めて訪れたのはいつだったか忘れましたが、以前妻の実家に帰省した際に義父に連れて行ってもらったのが最初です。

以来、お気に入りの場所の一つになり、帰省した際に足を運んでいます。

里山に囲まれた静かな小さな釣り堀で、小さな子供でも比較的手軽に釣りが楽しめます。2つの池があって、一方がにじます、そしてもう一方がいわなの池になっています。

いわなの方が釣り上げるのが難しいようですが、にじますよりも比較的珍しいので我々の狙いは毎回いわなです。

一日中釣って楽しむというスタイルではなく、釣った魚はすべて買取り。リリースはできないし、すべて買取りなので数を釣って遊ぶのはちょっと不向きです。

釣り上げた魚は、お店の方が唐揚げか塩焼きにしてくれて、そこで食べられます。

ご飯もあるし、あら汁を単品で注文することもできるので、いつもお昼時を狙って釣りと食事を楽しんでいます。

料金は、釣り竿一本100円(餌付き)であとは釣った魚の重量と料理代です。

ちなみに、今回は子供が1人で釣りをしていわなを家族分3尾釣って、塩焼き1尾と唐揚げ2尾、ご飯1つとあら汁3つでだいたい3400円くらいでした。

詳細な料金形態はよくわかりませんが、いつも1人1200円くらいと考えていればいいかなーとアバウトです。

料理は釣った魚を調理してもらえるだけでなく、いわなの刺身や塩焼き定食などもあるので、釣らなくてもランチだけ食べることができそうです。

でも、やっぱり自分で釣った魚の方がおいしい気がします。

久しぶりの制限なしの大型連休で、いつもは静かな釣り堀も大賑わい! でもお気に入りのスポットっていいものです。

いつもこの釣り堀に来る時は連休とか休日なのですが、休日にもかかわらずほぼ貸し切り状態。人の姿はほとんどなく、とてものんびりできていい感じのところだったのですが、今回は貸し竿がなくなるほど賑わっていました。

いつもは本当に時間がゆっくり流れているようなのんびり感が全体に漂っていて、素朴な里山の中で清らかな湧水に育てられたいわなの泳ぐ姿もどこかのんびり。

時間を気にせずそんないわなたちをのんびり釣って、釣り上げたら座敷で窓の外に広がる里山の風景を見ながらゆっくり塩焼きや唐揚げを食べる…。

こののんびり感がとってもよかったのですが、この日はお店の方々も慌てふためいていました。

でも、3年ぶりの制限なしの大型連休ということで、我々もそうでしたが、皆さん旅行したくてうずうずしていたのでこれは仕方がありません。

いわなの池で隙間なく並んで子供が釣りをしている間、ほかの皆さんの釣りを見ていたら大きな竿を頑張って持って一生懸命釣り上げようとしている子供や、自分の子そっちのけで釣りに夢中になっているお父さん、子供が魚を釣り上げて喜ぶ顔を見ているおじいちゃんなど、どの人の顔もみんな笑顔。その顔を見ていたら、なんとなくこちらまで笑顔になってきました。

そんな姿を見ながら、子供に目をやると意外と苦戦。かなり大勢の人が竿を出しているのでいわなたちもスレているのか、なかなか釣れません。

手伝ってやろうかと思いながら見ていたら、餌の大きさを変えたり、リアクションバイトを狙ったり、いろいろ考えているみたい。

それからしばらくして1尾目を釣り上げ、30分もしないうちに目標の3尾を見事釣り上げました!

早速、調理してもらい、子供は塩焼きとご飯にあら汁という定食。

我々親は、あまりお腹が空いていなかったので唐揚げのみにしました。

じつは遊園地で遊んでからこちらの釣りぼりに来て釣りと食事を楽しもうと思っていたのですが、GWのため遊園地がめちゃくちゃ混んでいて、駐車もできそうになく、乗り物も長蛇の列だったので諦めて釣り堀にきたのでお昼にはまだ早かったからです。

料理ができるのを待つ間、釣りの池をみるとまだまだたくさんの人が竿を出していました。明日も明後日も天気は良さそうだし、ここも混雑するだろうな。

そんなことを思っていたら、でき立てのいわなの唐揚げが運ばれてきました。

カリッと香ばしく、骨も揚げられているいわなの唐揚げは、初めてきた時と変わらずとってもおいしい!

座敷の窓から外を眺めると見慣れた里山の風景が広がっていて、そこにはゆったりとした気配が漂っていました。

「うん、ぜひまた来よう」

と、思いました。

お気に入りの場所があるってなかなかいいですね。
(yocchan)

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