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サントリーウイスキー「ローヤル」はノスタルジーを感じるウイスキー。

2021年6月29日

懐かしさを感じるサントリーローヤル。1983年〜1985年頃のCMがとっても奇妙でした。

突然ですが、みなさん、お酒は嗜みますか?
私はあまり強くはありませんがお酒は好きで、ここ5、6年ほどはウイスキーを愛飲しています。

いろいろと飲み始めていて、最近、サントリーのローヤルを購入しました。人生初ローヤルです!

私が子供の頃、親父はサントリーオールド、通称「ダルマ」をよく飲んでいましたが、サイドボード(懐かしい言い方ですね)の奥に密かにローヤルがあったのを覚えています。オールドよりもワンランク上のウイスキーなので、大切に保存していたのかもしれません。

そのため、まぁまぁ古くからあるのだろうと思っていましたが、調べてみたら初代が登場したのは1960年なので61年も前からあったんですね!

サントリーローヤルは、とても奇妙だったCMによっても記憶されています。そのCMが流れたのは、私がもう中学生くらいだったので覚えていても当然といえば当然ですが、本当に不思議で、とても奇妙でした。

砂漠の中を異形のサーカス団員たちが芸をしながら闊歩する、詩人ランボオをモチーフにしたもので(覚えている方もたくさんいらっしゃいますよね)、ナイフ投げの男の投げたナイフがランボオの詩集に突き刺さると、誰かがローヤルの栓の紐をナイフで切って終わる…。
他にもガウディをモチーフにしたCMもありましたが、どちらも音楽と共にその映像がとっても不思議な感じでした。

 

そんなサントリーローヤル、酒屋で見かけた瞬間、(まだ健在ですが)父親のことやこのCMが脳裏をよぎり、懐かしくなって思わず買ってしまったのです。

 

入手しやすいお手頃価格も嬉しいサントリーローヤル。ラムのような甘さが感じられる一本です。

現在、サントリーローヤルは3000円前後で販売されています。

現行品は、CMではナイフ切られていた紐がなくなっているのでちょっと残念ですが、それでも当時の面影が残る四角い瓶やコルクの栓など、デザインはほぼ当時のまま。なんとなく嬉しくなります。

 

早速開封して、最近手に入れたばかりのブレンダーグラスに注いで飲んでみると…、初見は、これまで飲んだことがないのに記憶がそうさせるのか懐かしさが感じられました。
味については細かく語れませんが、香りはアルコールの刺激臭と甘さを感じます。味はラムのような甘さがあり、少し水を足すとそれはより強調されつつも幾分まろやかな口当たりになってとても飲みやすいです。

 

サントリーの創業者で初代ブレンダーである鳥井信治郎氏が「舶来物に負けない国産ウイスキーを」という願いを込めて生み出した最高の名作と言われていますが、確かにその思いを感じるウイスキーです。
かなり好みの味でまた飲んでみようと思う一本でした。
(yocchan

 

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